達成住建の家づくりには、燃えない、腐らない、安全・快適な高性能建材として、「旭化成パワーボード」を採用しています。
パワーボードとは、防火性、耐久性など、木造住宅の様々な住宅性能を高める高機能外壁材です。豊かな数々の性能は、災害から住まいを守るとともに、毎日の快適、将来の安心をも支えます。
緻密に結合したトバモライト結晶を豊富に含んだパワーボードは、木繊維やパルプなどの有機物を含まないため、乾燥収縮率や熱膨張率が小さいので、夏の酷暑や冬の低温・乾燥などに強く、ひび割れや反り、たわみといった変形が起きにくい安定した材料です。
パワーボードは、物性や寸法などの経年変化が極めて少ないため、張替えを前提としておらず、メンテナンスがしやすいロングライフ外壁材です。
※シーリング・塗装などの定期的なメンテナンスが必要です。
※耐久性(年数)は、塗替えなどの適切なメンテナンスをもとに張り替え不要と推定される年数で、保証値ではありません。なお、塗替えの時期は使用する塗料の種類によって異なります。
パワーボードの気乾比重は0.6。水より軽いその秘密は、パネル内部にある無数の気泡にあります。この気泡の働きにより、木造住宅用外壁材の中では優れた断熱性を持っています。
住宅金融支援機構の融資を受ける場合は、別途地域に応じた厚みの断熱材の施工が必要です。
一般的に木造住宅の壁体内にはグラスウールなどの断熱材を施します。パワーボードの場合、素材そのものの断熱性が高いため、断熱材との併用では他の外壁材に比べてさらに高い断熱効果が得られます。さらに、必要に応じて、新省エネ基準や次世代省エネ基準を満たすことも可能です。
日本は地震大国。壁の重量が重いと、地震時の揺れや、構造体にかかる負担は大きくなります。コンクリートでありながら水に浮くほどの軽量性も兼ね備えたパワーボードは、地震時の建物への負担を軽減します。また、地震時における構造体の変形をパワーボード間の目地で吸収する取付け構造となっており、面内変形試験(地震時の層間変形角を再現する試験)においてもその安全性が確認されています。
パワーボードは、内蔵されているメタルラス網が強度を充分に補強し、日本のほとんどの地域を網羅する過去最大級の台風(基本風速38m/s)の正圧・負圧に対しても充分な強度を持っています。また、台風時の風雨を想定した水密試験でも、異常はまったく見られませんでした。
パワーボードは火や熱に強いコンクリート系外壁材。素材は無機質の珪石などであるため、炎や熱を受けても発火することがなく、煙や有毒ガスも発生しません。また、パワーボード内部には細かい気泡があるため、空気層が熱の伝わりを抑えます。
隣家が火災時には、外壁面は800℃以上の高熱にさらされることになります。木材の引火危険温度は約260℃であるため、外壁の内側がその温度に達すると構造体が発火する恐れがあります。パワーボードの場合は外壁が直接炎にさらされても、内側は引火危険温度まで上がりにくく、延焼の危険性を減らすことができます。
パワーボードは、その優れた防火性能が認められ外壁材単体で防火構造を取得しています。一般的な外壁材の場合は、外壁材と内装材の組み合わせにより基準を満たすため、防火性能においてパワーボードの優位性は明らかです。
一般的に10dBの音が低減すると、人の耳には半分の音量になったように感じると言われています。パワーボードはパネル単体でもおよそ30dBの騒音を低減。その遮音効果は明らかです。木造住宅の場合は、さらに壁体内に断熱材のグラスウール、内壁に石膏ボードなどを使用するため、より高い遮音効果が期待できます。
※騒音の原因となる音の性質や、窓の大きさや性能などによって外壁全体の遮音性能は変化します。実際の木造の建物では15dB前後となることが多いようです。
パワーボードは、反り・たわみなどの変形が極端に少なく、抜群の耐久性を持つ素材でできているため、多額の費用がかかる外壁パネルの貼り替えが長期にわたり必要ありません。メンテナンスはシーリングの増し打ちと再塗装で済みます。また、再塗装時も下地処理、中塗り、上塗りと仕上げますので、新築同様の美しさに戻ります。
万が一の地震時にも高い耐久性を発揮し、不同沈下なども未然に防ぐよう、建物を支える基礎と床下部分のコンクリートを一体化させ、高品質の配筋を豊富に張り巡らした強固なベタ基礎を採用しています。
床下の湿気から住まいを守るために、基礎と土台に隙間を設け、床下換気を行なう基礎パッキン工法を採用。空気だまりのない通風となり、木材の腐朽も防ぐなど、住まいの耐久性がアップします。
ベタ基礎工法に加えて、より耐震性の向上を図るため、ホールダウン金物を用いて基礎と耐力壁を直接連結。より強固で安全性の高い建物構造が実現します。
外壁にはヘーベルパワーボードと75mmの断熱材。天井に100mm、1階の床下にも40mmの断熱材を施しています。公庫基準を上回る施工で高断熱性を実現しました。
鉄骨の場合、炎により550℃を超えると急激に強度が低下しますが、木造の太い木は表面だけが燃えて炭化層を形成し、熱を防ぎます。
軸組を主体とする工法本来の利点を活かしながら、構造用合板を入れた耐力壁や補強金具(接合金物)を採用。さらに、基礎は鉄筋コンクリートで補強しており、耐震性・耐久性に優れた強固な構造を実現しています。
洗面室から浴室への床段差をなくしたフルフラット設計を採用し、安全性を高めました。ふいのつまづきがなく、高齢者の方々から小さなお子様も安心して暮らしていただけます。
住まいの大敵となるシロアリや害中対策として、優れた防蟻防腐効力を持つ匂いの少ない素材による木部処理を行ない、防蟻処理を入念に実施。シロアリや害虫を寄せ付けない理想的な環境を創り、建物の耐久性を高めました。
洗面室から浴室への床段差をなくしたフルフラット設計を採用し、安全性を高めました。ふいのつまづきがなく、高齢者の方々から小さなお子様も安心して暮らしていただけます。
※上記構造説明は施工上の内容により一部異なる場合があります。詳しくは弊社係員にお問合せください。
厨房、給湯、暖房など、熱を必要とする部分を全て電気でまかなうスタイルを、オール電化住宅と言います。ガス併用と比べ光熱費が抑えられます。
もちろん、さらにエコな「太陽光発電+オール電化」住宅にも対応しています。
達成住建ではガス併用住宅において、大阪ガスの「ガス温水床暖房ヌック」と「ガス温水浴室暖房乾燥機カワック」を標準で採用。寒い冬でも快適にお過ごしいただけます。
断熱性能をアップさせるためには、熱伝導率の高いアルミの露出面積を小さく、逆に熱を通しにくいガラス面積を大きくすることが求められます。防火戸FG-Sはグレチャンをアンカー式にすることで框と複層ガラスの一体化に成功。框の極小化とガラス面積の拡大により、最高水準の断熱性能を実現しています。
炎の貫通を防ぎ、ガラスの温度上昇を抑制する、「高断熱複層網入りガラス」を採用。室内側ガラスにコーティングした特殊金属膜の効果で一般複層ガラスの約1.5倍の断熱効果を発揮するので、太陽熱を取り込みながら、室内の熱を逃がしません。冬の寒さが厳しい地域でも、暖房効果を高め、室内の快適さを向上させます。
スマートシナジーシステムにより框を極小化し、シリーズ間で外観の見付け寸法を整えることで、住宅のデザインに統一感をもたらします。また、「サーモスⅡ H/S」(非防火サッシ)と、デザイン・カラーをそろえていますので、家一棟の中で違和感なく併用していただけます。